冬だ!山だ!植物だ!!

はじめまして。麻殻樂野(あさがら ささの)こと あさの と申します。普段は絵を描いています。田舎育ちなのでこうして時々山に入っては何かを採取するのが好きです

今回は祖父母宅付近の林道をメインに植物採取をしてきました。場所は宮崎県北部です。(フィールドワークというよりお散歩ですね) 冬って何もなくね?というイメージを持たれる方が多いと思われますが意外とそんなことはない。他の季節に劣りはしますがキイチゴやアオキなど鮮やかな実をつける植物もあります。それにむしろ冬眠期に入ってる子なんかは絶好の採取チャンス!

こちらはマムシグサ。名前の由来は茎の部分にある模様がマムシのように見えることから。近縁種にウラシマソウとかがいます。
私の地元では「蛇杓子」なんて言われ方もします。冬眠期でもこの毒々しい実が残っていることが多く、山中で放たれるその異質さから結構見つけやすい子です。有毒成分としては全草にシュウ酸カルシウム、サポニン、コニインが含まれます。中毒症状は激しい下痢や嘔吐など。
余談で、この実を興味本位ですこーしだけ齧ったことがあるんです。舌先が針で刺されたような、痛いとも辛いともつかない猛烈な感覚が走ったのでおすすめしません。本当に。

果実部分も一応採取しましたが今回のメインは最も有毒成分が多く含まれる球根部分。


冬眠期なので茎から上は枯れているため、茎部分を持って上に引っこ抜こうとするとスルッと簡単に姿を現してくれます。にょきっとしててかわいい。引き抜く感覚としてはお鍋のネギの外側だけ掴んで内側が鍋の中に取り残されてる感じ(伝わるかな…)


球根ゲットだぜ!
にょきっとしてて可愛いですよね。程良いサイズ感の子をゲトれて満足。帰ったら1週間ほど自然乾燥させて標本にします

色々写真を撮ったつもりなんですが、使えそうなのが無かったのでこの記事では次の植物で終わりになります。ばかちん。


こちらはシャガ。アヤメ科の植物で4~5月くらいの開花時期になると可愛らしい花を咲かせます。一応有毒成分(イリシン)も含まれています。私はこのシャガの花が本当に好きで今回採取したのですが、シャガの恐れるべきポイントは毒よりもその繁殖力…だと思ってます(写真奥にも写ってますが画面外も一帯がシャガだらけでした)。? まあ育てるんですけどね。お花が可愛いので。

他にもユズリハの幼木、ハナミョウガ等々に加え祖父からシキミの苗を貰ったりしました。全部大事に育てます。何かあったら随時書いていこうかな?と思ってます

初めてで色々拙いかと思われますがここまで読んでいただきありがとうございました!?

あさの

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